●●ピーターパンの冒険●●

■放送期間 1989年1月15日〜12月24日 ■舞台 イギリス(ロンドン・ネバーランド)

★★ストーリー紹介★★

ダーリング家の3人の子供たちが眠っていると、決して大人にならない永遠の子供、ピーターパンが迎えにやって来る。
子供たちは目を覚まし、ピーターパンといっしょに窓から出て行く。
そう、みんな飛べるんだ。ピーターパンはネバーランドへ子供たちを連れていく。
ネバーランドは何でもありの夢の国。海賊もいればインディアンもいる。
ウェンディはピーターパンや子供達のお母さん役。はじめは嫉妬していたティンカーベルも、やがて心を開く。
巨大メカでお騒がせした海賊フック編の次は、オリジナルの魔女ダークネス編でピーターパンの魅力が爆発だ。
(日本コロムビア発売「世界名作劇場主題歌大全集」より)


★★登場人物★★

ピーターパン

ウェンディ

ティンカーベル

ジョン

マイケル

二つ目のかどを曲がってあさまでずっとまっすぐ行ったところにあるネバーランドに住む永遠の少年。
好きなのは人を驚かせる事で、嫌いなのは退屈。
人の名前を覚えるのが大の苦手で、仲間の名前すら覚えられない。

ダーリング家の長女。
ネバーランドに来てからは子供たちのお母さん役として活躍するが、まだまだ幼いところもあり、いつもぬいぐるみを抱いて寝ている。

ネバーランドに住む妖精。
かなりのヤキモチ妬きで、ウェンディが来て以来ピーターパンがウェンディにかまいっぱなしなのが気に入らず、いつもウェンディに意地悪している。
チェッコいわく、性格の悪さはフック船長に次いで2番目らしい。

ウェンディの弟でダーリング家の長男。
将来は海賊になる事を夢みているが、少し臆病なところがあり、雷がとても苦手。
タイガーリリーに一目惚れする。

ウェンディの弟でダーリング家の次男。
まだまだ幼く、お風呂に入った夢を見てはおねしょをしてしまう。

 



★★いきなり最終回★★〜第41話 さようならピーターパン!夢と冒険の国〜



ルナが消えた事でピーターパンを苦しめていた暗黒の騎士は崩れ去りました。
ルナとウェンディが黒い鏡の中に吸い込まれたのを見たピーターパンは、自分も黒い鏡の中に入ろうとしますが入る事はできません。
しかし魔法の杖を手に入れたフック船長は魔法の書を読みながら即席で魔法を覚え、スライトリーを豚に変えてしまいます。
しかし魔法はすぐに解けてしまい、ピーターパンにバカにされて怒ったフック船長は暗黒の騎士を復活させ、巨大なドラゴンに変身させたつもりが、人間と同じくらいの大きさの鳥、そしてもっと小さな鳥しかできずに子供たちにタコ殴りにされてしまいます。

それでもフック船長は魔法の書を読み続け、とうとう巨大なドラゴンを魔法で作り出しました。
そしてお城の中で戦ってはお城が壊れてしまうので、ピーターパンとの勝負を外でつける事にしたのです。

その頃、黒い鏡の中でウェンディが意識を取り戻しました。
鏡の中は崩れた宮殿のようでした。ウェンディはそこに1人の少女を見つけたのです。

その少女は何年か前のルナのようでした。
するとそこにダークネスに魂を奪われたルナが現れ、この黒い鏡の世界から出たければ、その少女を刺せと言って剣を渡したのです。
その少女は美しい心を持ったルナそのものであり、悪魔となったルナには必要のないものだったのです。

もちろんウェンディにはそんな事ができるはずもなく拒否すると、悪魔のルナはその剣でウェンディを刺してしまうのでした。

少女のルナは倒れたウェンディを見て怒りに燃え、少女からウェンディたちの知っているルナに姿を変えると、ウェンディを刺した剣を取りあげて悪魔のルナに突き刺したのです。
悪魔のルナは悲鳴とともに滅び、黒い鏡は木っ端微塵に割れ、そこから白い光が差し込みました。

白い光は暗黒に染まりつつあったネバーランドを元の美しいネバーランドに変え、ダークネス城も白い美しいお城へと姿を変えました。
フック船長の乗ったドラゴンは魔法の効力を失ってダークネス城に不時着して消え、魔法の杖も消えてしまいました。

それでもフック船長はピーターパンに戦いを挑みますが、子供たちはダークネス城に時計ワニを持ち込み、脅えたフック船長は手下や時計ワニもろともダークネス城から落ちてしまうのでした。

ピーターパンが白い鏡に触れると、そこからウェンディが飛び出してきました。
さらに真っ白なドレスを着たルナも、まばゆい光を放ちながら出てきたのです。
こうしてネバーランドの美しさは取り戻され、シンデレラ2世号はダークネス城を後にするのでした。

ウェンディはそろそろ冒険を終わりにしてロンドンへ帰ろうと言い出します。
カーリーやスライトリー、トートルズ、そしてティンカーベルはウェンディがネバーランドを去る事に反対しましたが、ピーターパンはネバーランドに平和が戻った事で楽しい冒険がなくなったので、ロンドンに出かけてくればいいと言って賛成してくれます。

「今度もすごい冒険を用意して迎えに行くからな、ウェンディ」「ええ、なるべく早く迎えに来てね」「さようなら、ネバーランド」 
こうしてウェンディたちはネバーランドを後にしてロンドンへ帰って行きました。

それから1週間たっても1月たっても、ピーターパンは現れませんでした。
最初は心待ちにしていたウェンディたちも1年たち2年たつうちに、だんだんピーターパンの事を忘れてしまいました。
それはウェンディたちが大人になったからかも知れません。

そんなある日、ピーターパンとティンカーベルがロンドンまでウェンディを迎えにやって来ました。
しかしそこでピーターパンたちが見たものは小さくなったウェンディでした。
しかもティンカーベルを覚えていないのです。それはウェンディの子供のジェーンだったのです。ウェンディたちのネバーランドでの冒険から20年ほどの年月が流れていましたが、ピーターパンたちは当時の姿のままでした。

ジェーンはお母さんのウェンディからいつもピーターパンの事を聞かされていた為、ピーターパンの事をよく知っていました。
そしてピーターパンはジェーンを連れてネバーランドへと出発したのです。
そこにはカーリーやスライトリー、トートルズもシンデレラ2世号で迎えに来ていました。

それからまた何年も何年もたってしまいました。
大人にならないピーターパンはまたどこかでネバーランドに招待する新しい子供を探しているに違いありません。

夜中に子供部屋の窓がコトっとなったら、それはピーターパンかもしれません。
窓を開けるのが恐かったら心の窓だけでもそっと開けて下さい。
ピーターパンはあなたに素晴らしい夢を届けてくれるはずです。




●バイヤーより一言●
これです!ピーターパン症候群のバイヤーにとっては永遠のバイブルですね!!

>>BACK